平取町は、アイヌ工芸家の研修機能をはじめとする複合施設、イオル文化交流センターを新築する。最短で2021年度の着工、23年度の完成を予定し、総事業費は7億円を試算する。3日開催予定の臨時町会議に基本設計費1500万円などを追加する補正予算案を提出。基本設計は今月上旬に指名し、月内に入札する見通しだ。
室蘭開建が日高自動車道厚賀静内道路で進めている、作工物の整備状況が分かった。全体で橋梁7橋(全て橋長100m以上)とトンネル2本を計画し、このうち、橋長約400mの新冠川橋など橋梁3橋、延長約2000mの静内トンネルが未着工となっている。2020年度は橋長335mの節婦川橋上部、大狩部トンネルの2カ所をメインとしながら、事業進行に応じて橋梁下部などを順次発注していく見通しだ。
胆振・日高管内主要土木3官庁(室蘭開建、室蘭建管、胆振総合局・日高振興局両農村)2019年度第1四半期(4―6月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。受注総額は、前年度同期比53%増の499億5086万円。首位は34億円余りを獲得した岩倉建設となった。10億円を上回る業者は前年度同期から9者増の14者。北海道胆振東部地震に伴う緊急、復旧工事による発注増加の影響が色濃く出た。
JR東日本エネルギー開発(東京都港区新橋3丁目3の14、中島等社長)は、最大発電出力40万―50万㌔㍗の仮称えりも町風力発電事業を計画している。単機出力4000―5000㌔㍗の風力発電機を最大100基設置する。設計や施工業者は未定。2023年の着工、26年の運転開始を目指す。