札幌建管は2019年度に事業着手した月寒川広域河川改修で、12月にも初弾工を発注する見通しだ。20年度の着工を予定していたが、防災・減災の観点から前倒す。工事は魚道の新設で、入札方式は制限付き一般競争、工事費は1億1000万円を見込んでいる。
札幌建管は、栗山町で進める阿野呂川広域河川改修に、2019年度は事業費約4億7000万円を投じる計画だ。このうち掘削・築堤・護岸・排水は、工事費4億円を措置する。近く制限付き一般競争公告して、9月上旬に入札する見通しだ。
道建設部は、中小河川緊急治水対策プロジェクトに基づいて設置を進めている危機管理型水位計について、2019年度は383河川での設置を予定している。19年度当初予算と18年度補正予算の計上分を合わせ、設置費は約8億4000万円を見込んでいる。同部では18―20年度の期間内に583河川への設置を計画しているが、19年度でその大部分を終える考えだ。建管別では札幌が最多の65河川を予定している。