函館開建は、2020年度の開通を目指す函館新外環状道路赤川IC―函館空港IC間の7・6㌔で、東山大橋(上り)や陣川橋(同)の上部、日吉IC付近の大規模な土工、舗装などを推進する。両橋は橋長100m超のため19年度から2カ年で施工する見通し。残事業費199億円のうち、工事費は150億円を見込んでいる。
道と北海道高速道路建設促進期成会(会長・高橋はるみ知事)は24日、国土交通省と東日本高速道路本社を訪れ、道東自動車道夕張IC―十勝清水IC間の4車線化を目指して緊急要望を行った。大規模災害時における高規格幹線道路の強靱(きょうじん)性や信頼性などを確保するために早期採択を求めた。
北海道開発局は21日、TKP札幌駅カンファレンスセンターで2018年度第4回事業審議委員会を開き、高規格道路3事業を再評価した。函館江差自動車道茂辺地木古内道路は文化財発掘などで総事業費が81億円増加し、完成が21年度と2年延期する。残工事費は茂辺地木古内道路が113億7500万円、函館新外環状空港道路が150億8000万円となっているほか、倶知安余市道路は倶知安―共和間1%、共和―余市間8%の進捗(しんちょく)率だ。
室蘭開建は近く、日高自動車道防護柵設置を一般競争公告する。一般土木Bを対象に、第4四半期(1―3月)に開札する見通しとなっている。中央分離帯にワイヤロープ式防護柵を設置する初弾工事。老朽化して傷んだ舗装も修繕する。工事規模は1億―2億5000万円。若手技術者育成型を採用する考えだ。