室蘭市は、移転改築を計画している公設地方卸売市場の基本設計について、10月にも制限付きで一般競争公告するもようだ。9月9日開会予定の2019年第3回定例市議会に、基本設計費約4000万円を追加する補正予算案を提出する。工事は実施設計を合わせたデザインビルド方式で20年度に発注する方針だ。
白老町は町立国民健康保険病院改築に関し、公設公営で病床20床以上を確保することを基本方針に据えた。また、改築に伴い閉鎖を検討していた病院併設の老人保健施設きたこぶしは、存続させることとした。方針を踏まえた具体的な計画は秋以降に策定する。
安平町は、北海道胆振東部地震で被災した早来中の再建に関し、基本計画策定に向けて4つの構想案を示した。延べ5441m²の校舎と、大・中アリーナを合わせ延べ1918m²の屋体で構成。各案は階数や教室などの配置場所がそれぞれ異なる。9日からパブリックコメントを募集する。
胆振・日高管内主要土木3官庁(室蘭開建、室蘭建管、胆振総合局・日高振興局両農村)2019年度第1四半期(4―6月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。受注総額は、前年度同期比53%増の499億5086万円。首位は34億円余りを獲得した岩倉建設となった。10億円を上回る業者は前年度同期から9者増の14者。北海道胆振東部地震に伴う緊急、復旧工事による発注増加の影響が色濃く出た。