2021年01月27日 10時00分
えりも町特有の強風を、風力発電に活用しようという動きが活発化している。町内では、現時点で4社が事業展開を計画。13日にはAfterFIT(本社・東京)が環境影響評価方法書の縦覧を開始した。季節を問わず強い風が吹き付ける襟裳岬の背後で大型事業が進む。
2021年01月25日 10時00分
鹿追町は2021年度、3基目となる集中型バイオガスプラント新設に向けて建設地などの調査に入る見通しだ。乳牛の飼養頭数が増加する中で北鹿追、笹川、東瓜幕地区を対象に家畜ふん尿の適正処理を進める。総事業費28億円を投じた瓜幕のプラントを上回る規模を想定。時期は未定だが、早期の着工を目指す。
2021年01月16日 10時00分
鹿追町内の「しかおい水素ファーム」でエアウォーター(本社・大阪)や鹿島(同・東京)などが取り組む家畜ふん尿由来水素を活用した水素サプライチェーン実証事業。町のバイオガスプラントで発生したメタンガスから水素を製造し、遠隔地で利用する試みだ。昨年11月からは、おびひろ動物園に簡易型水素充填(じゅうてん)車で水素を運び、園内の一部電源を賄う。水素社会の実現に向けた動きが加速する中、試みは未来の農村のモデルとして注目される。
2020年12月29日 10時00分
国内初となる高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分地選定の文献調査が、寿都町と神恵内村で始まった。連日の報道で、最終処分に対する国民の関心が高まったとの評価もあるが、応募の背景にあるのは地方の衰退という厳しい現実だ。文献調査と並行し、両自治体に設置する「対話の場」で住民らが地域活性化策を議論するが、処分地選定も地方の衰退も両自治体だけの問題ではない。国の将来を左右する2つの火が消えぬよう、この問題が国民に注目され続ける必要がある。
2020年12月17日 10時00分
北見工大環境・エネルギー研究推進センターは、北大水産学部付属練習船「おしょろ丸」による共同利用航海をし、十勝沖の海底表層に存在するメタンハイドレート採取に成功した。本道周辺海域で表層型メタンハイドレートが採取されたのは、網走沖に次いで2カ所目、太平洋側では初めて。