2020年08月08日 10時00分
石狩と空知管内の森林組合などで構成する道央地区未利用バイオマス供給協議会は、林地残材の有効利用に向けて燃料用チップの供給網を本格的に整備する。栗山や千歳など6地区で中間土場を開設。集めた林地残材は燃料用チップに加工し、シンエネルギー開発(本社・群馬県沼田市)の事業会社が石狩湾新港地域で計画する出力1万㌔㍗級の木質バイオマス発電所で使われる計画だ。
2020年08月07日 10時00分
風力など再生可能エネルギー発電事業を手掛ける日立サステナブルエナジー(本社・茨城)は、留萌港三泊地区で風力発電機2基の新設を構想している。1基当たりの定格出力は4200㌔㍗、高さは147・3mに上る。ブレード枚数は3枚で回転直径が115・7m、ハブ高さが89・4m。2021年10月に造成・電気工事に入り、22年4月に基礎、同6月に据え付けに着工し、同7月から試運転。22年10月から営業運転を始める。総事業費は20億―25億円を見込む。
2020年08月03日 10時00分
道内のガソリン価格が、お盆時期を前にジリジリと値上がりしている。27日現在のレギュラーガソリン道内平均価格は1㍑当たり129・9円で、前月に比べ2円余り高い。サウジアラビアを中心とした産油国が原油の公式販売価格を引き上げたことで、石油元売りの原油調達コストが上昇したため。お盆期間中は帰省や旅行でガソリン消費が増えるが、新型コロナウイルスの影響は大きく、販売業者からは利益重視で商戦を乗り切りたいといった声が多く聞こえる。
2020年06月25日 15時00分
環境に配慮した循環型農業を先導―。上士幌町農業協同組合(上士幌町上士幌東2線238、小椋茂敏組合長)は、家畜ふん尿を活用したバイオガス発電を推進する中、発電後に生成される消化液を肥料として有効活用するため、2020年度から2カ年でサテライト貯留槽の新設に取り組んでいる。半径5㌔の範囲に分散したバイオガスプラントの消化液を集約することで効率的に畑地へ運搬し、クリーンな農業を後押しする。
2020年06月17日 10時00分
厚真町は、町が運営する太陽光発電所の建設を計画している。財政力強化や売電で得た利益の町民への還元、再生可能エネルギーの普及啓発を促すことが目的。建設にかかる設計、施工、監理は民間企業へ委託し、完成後、町が施設を買い取り運営を担う。設置事業者は19日まで公募型プロポーザルで募集中で、2021年3月1日の完成、4月1日の供用開始を目指している。